こんにちは、鬼塚祐一です。マニュライフ生命のこだわり個人年金についてお話します。
豪ドル建と、米ドル建があります。
以前は、豪ドル建てを勧められることが多かったようですが、今は、米ドル建てのほうが売れているようですね。
マニュライフ生命のホームページに、こだわり個人年金のパンフレットがアップされています。
それを見ながら、この文章を書いています。
外貨建てのメリットは、日本の円建ての個人年金よりも、利率が高いということです。
それから、マニュライフ生命のこだわり個人年金には、他社のドル建て保険と違うところがあります。
毎月の保険料が変わらないのです。
仮に保険料が1万円だとしたら、毎月、1万円ずつ払うことが出来ます。
当たり前の話に聞こえるかもしれません。
しかし、多くの保険会社は、毎月、保険料が変わります。
ドル建ての保険は、通常、ドルをいくら払うかが決まっているのです。
だから、為替レートの変動によって、保険料が変わるんですよ。
円安ドル高になれば保険料は上がります。
逆に、円高ドル安になれば保険は下がります。
為替レートがどのように変動するかは、分からないので、毎月、円でいくら払えばいいのかは読めません。
そにれたいして、マニュライフ生命のこだわり個人年金は、毎月決まった金額での積立です。
保険料が1万円であれば、毎月1万円の引き落としなので、計画が立てやすいという特徴があります。
これには、もうひとつのメリットがあります。
ドルコスト平均法というものが活用できるのです。
この言葉、なんとなく聞いたことありますでしょうか?
投資の世界では、別の言い方で、定期定額購入法という言い方をすることもあります。
では、ドルコスト平均法とは何をすることなのか?
そして、どんなメリットがあるのか?
をグラフと表を使って説明していきたいと思います。
この部分は、文章だと難しいので、動画をご覧ください。
2分10秒~7分22秒に収録されています。
動画はご覧になりましたか?
では、続きです。
なぜ、毎月、定額で買っていくと、動画で話したようなメリットが得られるのか?
たとえば、1ドル100円のときにドルを買い始めたとしましょうか。
ところが、いきなり90円に下がりました。
下がると多くの方はどう思うか?
うわ~損したな、こんなことなら、買わなきゃよかった、と思うわけでです。
しかし、冷静に考えてみると、ドルが下がったということは、言い換えると、安くなっていると考えることが出来ますよね。
安くなっているから、円で定額で買っている人は、安いドルをたくさん買うことが出来る、つまり、仕込むことができたわけです。
逆に、上昇局面、100円から120円になると、皆さん喜ぶわけですよ。
喜ぶだけならいいのですが、なかには、欲が出てくる方がいらっしゃいます。
もっと儲かりたい、この波に乗り遅れちゃいけないから、銀行の預金をぜんぶ持ってきてドルを買おう、みたいなことをやったりする人が現れるんです。
ここも冷静になって考えてみると、ドルが上がっているということは、高くなってるわけです。
高いから、円で定額で買っている人は、ドルをそんなに買えませんでした。
そんなに買えなかったから、その後、ドルが値下がりしても、あまり影響を受けずに済んだわけです。
つまり、自然と、高値づかみを抑えることができました。
このように高いときは、あまり買わない、安いときはたくさん買える、理想的な買い方が自然とできるのがドルコスト平均法なのです。
マニュライフ生命のこだわり個人年金は、これが可能なのが良いところです。
ただ、利率を見てみると低いんですよ。
・米ドル2.03%
・豪ドル1.50%
日本の預金に比べると高いです。
しかし、ドル建て個人年金の利率は、昔は、もっと高かったですよ。
今はずいぶん低くなってきています。
それと、保険の場合、注意点があります。
この利率で、あなたのお金が増えますよという話ではないのです。
ここから手数料が引かれます。
どれくらい引かれるのか?
まず保険関係費用。
保険契約の締結維持及び死亡保障にかかる費用です。
それから、解約控除という解約するときのペナルティも引かれます。
あと、年金支払い中の費用。
個人年金保険なので、将来、貯まったお金を、年金で受け取って行くますよね。
そのさい、手数料が引かれます。
そして、外貨の取り扱いによる費用。
たとえば、さきほどの事例でいうと、月1万円ずつ払っていくということでしたよね。
1万円払うんだけど、中身はドルで運用するので、円をドルに両替するという作業が中身では行われているわけです。
その両替するときの手数料を負担してくださいねということになります。
このように、いろんな手数料が、先程の利率から引かれるのです。
なので、あなたのお金が、
・米ドル2.03%
・豪ドル1.50%
という利率で増えるわけではないよということです。
このようなことを踏まえると、
「もっと効率よく増やせる方法はないのですか?」
と感じるかもしれません。
そんなときは、たとえば、投資信託というものがあります。
なぜ、投資信託なのか?
それは、こだわり個人年金の中身を考えると分かります。
こだわり個人年金は、アメリカの債券やオーストラリアの債券で運用しています。
ということは、外国の債券で運用する、投資信託を買えば良いわけです。
投資信託であれば、これ一本で、米ドルや豪ドルだけでなく、他のいろんな国の通貨に分散投資をすることができます。
多くの通貨に分けて投資をしたほうが、リスクを抑えることが出来るという効果があります。
それから、債券だけでなく、外国の株式に投資をする投資信託もあります。
これもアメリカだったりオーストラリアだったりイギリス、ドイツなど、いろんな国の株式に投資ができます。
株式は債券よりも高いリターンが期待できます。
ハイリターンが得られるということは、リスクも大きくなります。
ですから、株式の投資信託だけではなく、債券も組み合わせることによって、リスクを抑えた着実な資産形成につなげていくことができます。
ということで、
「マニュライフ生命のこだわり個人年金よりもお金を増やしたい!かといって、大きなリスクを取るのは怖い!」
という場合は、投資信託で株式と債券に分散投資をするという方法も選択肢の一つとして考えてみられるいいですよ。