こんばんは、鬼塚祐一です。最近、ドル建て保険の相談が増えております。
先日は、メットライフ生命のドル建て一時払い終身保険、ビーウィズユープラスについてのご相談がありました。
https://www.metlife.co.jp/document/products/HybridVLW_2f.pdf
メットライフ生命のビーウィズユープラスは、一括で保険料を払うタイプのドル建ての生命保険です。
保険業界内での評判は良いですし、口コミも悪くありません。
生命保険なので、死亡保障がついています。
おそらく、大半の方は、死亡保障が目的というよりも、貯蓄のために、メットライフ生命のビーウィズユープラスを検討していると思います。
が、とにかく生命保険なので、保障の話からします。
もし、契約して、すぐに、万一、お亡くなりになった場合、支払った保険料以上の保障を得ることが可能です。
ビーウィズユープラスのパンフレットを見てみましょう。
一時払保険料10万ドルの事例が掲載されています。
https://www.metlife.co.jp/document/products/HybridVLW_2f.pdf
今回は、40歳の女性が加入する場合を見てみます。
https://www.metlife.co.jp/document/products/HybridVLW_2f.pdf
一番上のグレーの色が付いてる行が、基本保険金額というものです。
死亡保障の金額です。
基準利率4%の欄を見ると、32万7150ドルと書いてあります。
お亡くなりになると、32万7150ドルの保険金を御遺族が受け取ることになります。
この事例はの一時払い保険料は10万ドルでしたよね。
ということは、払った保険料の3倍ほどの、死亡保障があるわけです。
ただ、先程もお話ししたように、大半の方は、死亡保障のためというよりも、貯蓄が目的だと予測されます。
メットライフ生命のビーウィズユープラスの、現在の基準利率は4.03%です。
では、貯蓄性を見ていきましょう。
メットライフ生命のビーウィズユープラスの、現在の基準利率は4.03%です。
https://www.metlife.co.jp/document/products/HybridVLW_2f.pdf
銀行の定期預金の金利が0.01%ということを考えると、すごく魅力的な利率に見えますよね。
では、あらためて、ビーウィズユープラスのパンフレットの事例を見てみましょう。
https://www.metlife.co.jp/document/products/HybridVLW_2f.pdf
契約年齢40歳、女性、基準利率4%の解約返戻金をご覧下さい。
23万8190ドルと書いてあります。
払った保険料は10万ドルでしたから、倍以上に増えてくれています。
ドルだと分かりにくいので、円に換算してみます。
計算をシンプルにするために、1ドル=100円だとします。
1000万円払ったら、30年後に、2381万9000円受け取れる、という感じです。
注意!4%で増えるわけではありません。
ただ、注意点があります。
計算してみると分かりますが、1000万円が年率4%で増えていたら、3243万円になるはずなのです。
つまり、積立利率4%というのは、4%で増えますよという意味ではないわけです。
では、差額の861万円は、いったい、どこに消えたのでしょうか?
メットライフ生命が手数料として受け取っているわけです。
手数料にはこういったものがあります。
・契約にかかる諸費用
・為替手数料
契約にかかる諸費用には、死亡保障のための保険料が含まれています。
メットライフ生命は、そもそも保険会社です。
本業の、死亡保障を、無料で提供するわけはありません。
それから、為替手数料というものもかかります。
メットライフ生命のビーウィズユープラスはドル建てです。
保険料を払うためには、円をドルに両替して払うことになります。
その両替をするときに、手数料が発生します。
あなたは、861万円の手数料について、どう思いますか?
許容できるのでれば、メットライフ生命のビーウィズユープラスは、資産運用の選択肢になり得ます。
ちなみに、私だったら、手数料を、そんなに払いたくありません。
もっと手数料が安くて、6%ほどのリターンが期待できる商品を選びます。