かんぽ生命の「新ながいきくん」ばらんす型5倍と、おたのしみ型を元郵便局員が徹底解説!

こんばんは、鬼塚祐一です。実は、私はもともと郵便局員だったんですよ。

かんぽの営業をしておりました。

今から、13年ぐらい前です。

28歳のときに辞めたのかな。

ちょうど民営化する年で、10月が確か民営化で、その前の6月末に辞めたんですね。

その後は、マネーセミナーを主催しているFP事務所に転職して、セミナー講師などをやっていました。

郵便局にいたときは、かんぽの営業で外回りをしておりました。

郵便局員だったので、かんぽに、たくさん加入してました。

その一つが、終身保険、新ながいきくん(ばらんす型5倍)というものですね。

この、ばらんす型は2倍と5倍とあります。

私が郵便局に入ってすぐの頃に発売されました。

それから、おたのしみ型にも加入していました。

正式名称は、特別終身保険で、郵便局内では、よく特終(とくしゅう)と略して呼んでました。

この商品は、たとえば、60歳まで保険料を払って、60歳から、5年に1回、現金が受け取れるというタイプです。

生きているうちに自分でお金が使うことができるというタイプでした。

郵便局員の間では、結構、おたのし型に加入している先輩とか同僚が多かったです。

さて、郵便局の保険は、基本的に貯蓄型しかありません。

一応、掛け捨ての保険もあるんですけど、私が郵便局に勤めてた5年間で、定期保険は1回も販売したことがありません。

周りの職員で定期保険を売っている人も、1回も見たことがありません。

私は、郵便局をやめる最後のほうまで、掛け捨ての保険の存在を知らなかったぐらいです。

なぜ、掛け捨ての保険を、郵便局職員は、誰も提案しないのか?

郵便局の成績は、保険料で決まるからです。

保険料が安い掛け捨ての保険を販売しても、ほとんど、成績にならないのです。

上司から、褒められることもありません。

だから、誰も売らないわけです。

売るのは養老保険と新ながいきくん、つまり、貯蓄型の保険です。

貯蓄型だと保険料が高いので、成績に貢献してくれます。

また、全員挙績デーというのがありました。

その日は職員全員が契約を1件以上あげなきゃいけないのです。

年に数回ありました。

その日に契約になればいいですけど、まぁ、そう上手くはいきません。

お客様の都合がありますし。

そこで自爆って言い方してましたけど、自分で契約してました。

新ながいきくん(ばらんす型5倍)とか、特別終身保険、おたのしみ型などに、最低の口数で入るわけです。

ちょうど、その頃、娘が生まれました。

今は中学3年になっていますので、15年前のことです。

郵便局といえば学資保険が有名です。

ということで、私も、学資保険にも入りました。

いきなり大きな金額に入るんじゃなくて、全員挙績デーに備えて、最低の50万円で入りました。

その後、全員挙績デーの度に、自爆して、学資保険の口数が増えていきました。(笑)

学資保険は計算したら分かりますが、全然、増えません。

たしか、ぎりぎり元本割れしないレベルだったと記憶しております。

当時は、ソニー生命の学資保険が条件が良くて、売れていた時期です。

しかし、私は、郵便局員ですから、条件が悪くても、当然、自社の商品に入らなきゃいけません。

ちなみに、郵便局には5年間勤務しました。

そして、転職するときに、カンポは全部解約しました。

新ながいきくんも、学資保険も、解約しました。

なぜ、解約したのか?

まず、ひとつの理由は、保険料が高いということです

もうひとつの理由は、死亡保険金が最高1000万円までだからです。

結婚して、奥さんがいて、子供もいて、という旦那さんが1000万円の死亡保障じゃ足りません。

死亡保障は3000万円や4000万円はいるわけです。

かんぽの1000万円では、全然、足りないということなんです。

そこで、転職を機に、見直しをしました。

確か、そのときは、オリックス生命の定期保険と医療保険に加入しました。

学資保険の代わりに、今は、ジュニアNISAで子供たちの大学資金の積立を行っています。

それから、郵便局の在職中に、いろんな人にカンポを勧めていました。

それが仕事ですし、成績を挙げないと、局内での居場所が、無くなっていきます。

だから、皆にお願いしてました。

たとえば、父親にも、新ながいきくんの契約をしてもらいました。

父親の新ながいきくんも、私が郵便局を辞めたときに、解約しました。

私は一人っ子なのです。

私がもう独立して家を出ているわけですから、父親には、そもそも死亡保障はいらないわけです。

家もあるし住宅ローンも終わっています。

もし、亡くなった場合、母親一人になりますけど、家もありますし、年金もありまし、生活はできます。

ということは、死亡保障はなくて良いわけですね。

無くていいのに入っていたわけです。

まぁ息子からお願いされたら入りますよね。仕方がなかろうと。

ということで、父親の新ながいきくんは、私が郵便局を辞めたのと同時に解約しました。

それから、親友にも、カンポの提案をしていました。

たしか、ばらんす型5倍に入ってくれたのかな。

私が郵便局を辞めたあと、どうなったのか?

彼は独身なんで、基本的に死亡保障は不要です。

お葬式代は必要と考える人もいるかもしれません。

しかし、お葬式代くらいの貯蓄、たとえば、100万、200万の貯蓄があれば、わざわざ保険で準備する必要はありません。

ただ、彼は、ばらんす型5倍を解約しませんでした。

主契約は残して、特約だけ解約しました。

特約のなかに、災害特約というのがあります。

お亡くなりになった理由が事故などの場合に、死亡保険金を2倍出しますよ、というものです。

事故で亡くなった場合、お葬式の費用が2倍かかるでしょうか?

もし、2倍かかるのであれば、災害特約が役に立つでしょう。

でも、お葬式代は、そんなに変わらないよね、と考えて、災害特約は解約しました。

それから、疾病傷害入院特約、つまり、医療特約も解約しました。

民営化したあとは、掛け捨ての医療特約、無配当総合医療特約の無解約返戻金型も登場してます。

しかし、当時の医療特約は貯蓄型しかなかったんですよ。

貯蓄型ですから、特約料が高いわけです。

また、新ながいきくんの主契約は死亡保障です。

それに特約で、医療保障がついているのです。

もし、将来的に、死亡保障いらないな、と思ったときに、解約すると、医療保障もなくなくなります。

あるいは、解約返戻金を老後資金の充てよう、と考えている人もいるかもしれません。

ところが、解約しちゃうと、医療保険もなくなるんですよ。

入院する確率は、今と老後、どちらが高いでしょうか?

当然、老後のほうが高いですよね。

しかし、老後資金のために解約したら医療保障もなくるので困る、ということが起きるわけです。

これで何が分かるかというと、死亡保障と医療保障は分けておいたほうが合理的ということです。

分けるために、新ながいきくんの医療特約は解約して、別の医療保険に入りました。

たしか、そのときは、オリックス生命のキュアだったかな。

まだ新キュアが発売される前の、旧キュアです。

これが安いんですよ。

ということで、友人は、特約の見直しをおこないました。

今、かんぽの不正営業問題で多分、営業も自粛してるのかな。

契約できるかは分かりませんが、新ながいきくんを検討している場合は、

・保険金の上限1000万円まで
・主契約を解約すると医療保障もなくなる

という点を判断材料として頭に入れておいたほうが良いかと思います。

すでに加入している場合で、見直しをしたほうがいいのかなと感じてらっしゃる方は、見直しを検討されてもいいのかなと思います。

私も全部解約しましたし。^^

そういえば、最近、相談に来られる方で、かんぽに入ってるケースをほとんど見なくなりました。

ほけんの窓口などの保険ショップがいっぱいありますよね。

そういうところに行けば、安くて良い保険に入れることを、多くの方がご存知です。

そのせいか、郵便局でかんぽに加入するっていう機会も減ってきてるのかなというふうに思います。

保険を安く抑えて、浮いたお金は、お小遣いにしても良いですし、貯蓄にまわすことも出来ますよね。

もし、効率よく貯蓄を増やしたい場合は、こういう方法がありますよ。^^