もうすぐ30歳、私学共済の積立貯金と銀行にただお金を入れておくだけでは、老後が不安だと感じています。
私は、たまたま郵便局に就職したから、金融の勉強をすることになりました。
たまたま、というのは、公務員試験を受けて、受かったのが郵便局だけだったのです。^^
そうでなければ、今も、興味は持っていないかもしれません。
さて、私学共済に加入されている20代の方が、セミナーにご参加くださいました。
感想が届きましたので、ご紹介しますね。
鬼塚さん、こんにちは。
昨日は、ありがとうございました。
社会勉強をさせていただく貴重な時間だったと思います。
私はもうすぐ30歳になるのですが、お金の知識が全くといって良いほどありません。
以前、興味本位でFXをはじめて大失敗をしました。
現在、私学共済の積立貯金(半年複利、年利0.25%)と銀行にただお金を入れておくだけでは、老後が不安だと感じています。
ただ、貯金するだけではダメだと思っていたのですが、他に方法を知りませんでした。
そして、投資は怖い、ギャンブルというイメージも親から植え付けられていました。
(親はバブル期を経験しているので、貯金以外の方法を知らないのだと思っています…。)
年金をじゅうぶんに貰える確証がないため、若いうちからお金を上手に貯蓄していくためにはどうしたら良いか、先輩に相談したところ、鬼塚さんのセミナーを勧められたことと、少しでもお金の知識がつけられたら良いなと思ったことがきっかけで受講させていただきました。
セミナーの題名どおり、知識がゼロでも資産運用について学ぶことができ、これなら自分もできそうだなと感じることが出来ました。
まずは積立貯金の額を見直して、生活に影響がでない範囲での積み立てを考えてみます。
イデコとニーサを始められる準備を整えていこうと思います。
最近の若い方はしっかりされていて、凄いな~と思います。
ちなみに、30歳から、月3万円の積立をして、6%運用できれば、60歳のときに、2938万円になってくれます。
>6%運用の仕方は、こちらでサクッと読むことができますよ。^^
私学共済の積立貯金にリスクはあるのか徹底検証
私学共済の積立貯金のリスクについてお話ししますね。
まず、パンフレットの表紙を見てみましょう。
安全で有利です、と書いてあります。
http://www.shigakukyosai.jp/fukuri/tumitate/files/k_tumitateleaf_zenki_30.pdf
ただ、中身をよく読んでみると、
「預金保険法の適用対象商品ではありませんが、お預りした資金は私学事業団の法令に基づき安全に運用しています。」
と書いてありますね。
預金保険法というのは、金融機関が破綻したときのことを定めた法律です。
ペイオフって何となく聞いたことがありませんか?
銀行は破綻しても、1000万円までは保護される、というのがペイオフです。
そのペイオフのことが、預金保険法で定められています。
話を、私学共済の積立貯金に戻します。
私学共済の積立貯金は、預金保険法の対象外ということでしたよね。
つまり、私学事業団が破綻した場合は、貯金が保護されない、ということになります。
ただ、私学事業団が破綻する、というのは極めて考えにくいので、心配する必要はないと思います。^^
それから、
「お預りした資金は私学事業団の法令に基づき安全に運用しています。」
という文言がありましたね。
いったい、どのようにして、安全な運用をしているのでしょうか?
これも、きちんとパンフレットに記載があります。
http://www.shigakukyosai.jp/fukuri/tumitate/files/k_tumitateleaf_zenki_30.pdf
「日本国債、政府保証債、地方債又は財投機関債で運用しています。」
と書いてあります。
債権というのは、満期まで持っておくと、元本保証されています。
ただし、そのぶん、利率も低いです。
つまり、債権はローリスク・ローリターン型ということになります。
そういうローリスクな運用をしているから、安全ですよ、とパンフレットに書いてあるわけです。
ということで、私学共済の積立貯金のリスクについては、心配する必要はないと思います。
もう少し突っ込んで考えると、インフレリスクがありますが、話が難しくなるので、今回は、端折りますね。
では、リターンはどれくらいでしょうか?
リスクが低いわけですから、リターンも低いことが予測できますよね。
たったの0.25%しかありません。
仮に、月3万円の積立を20年間続けると、受け取れる利息はいくらくらいだと思いますか?
14万5821円です。
20年もかけて、やっと、14万5821円です
それにたいして、投資信託で6%運用できたら、どうなるでしょうか?
487万3128円の利益です。
私学共済の積立貯金は、お金を増やすのには向いていない、ということが分かりますね。
さて、今、投資信託で6%運用、というシミュレーションをしました。
なぜ、6%で計算したのか?