こんにちは、鬼塚祐一です。先日、個別相談にお越しになった方が、
第一フロンティア生命のプレミアカレンシー・プラス2に加入されていました。
一時払保険料として600万円払ったそうです。
加入したきっかけは、銀行の窓口で勧められたからだそうです。
しかし、
第一フロンティア生命のプレミアカレンシー・プラス2は解約したほうがいいのかな~
と悩んでいらっしゃいました。
ネットで検索しても、口コミと評判が、あまり見つかりません。
そこで、今回は、プレミアカレンシー・プラス2のメリットとデメリットを検証していきたいと思います。
まず、プレミアカレンシー・プラス2のメリットからお話しますね。
外貨の建てなので、普通の保険よりも、金利が高いという特徴があります。
金利は高いのですが、為替の変動があります。
為替はかなり大きく変動しますが、プレミアカレンシー・プラス2は、目標金額に到達したときに、自動的に円で利益が確定してくれます。
為替の動きをチェックする必要ないので、楽チンです。
メリットをお話ししたので、次は、プレミアカレンシー・プラス2のデメリットについてです。
目標金額に達しないこともあります。
円高外貨安になったときです。
たとえば、パンフレットを見ると、こんな事例が書いてあります。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/product.html?product=137&agency=45
円高ドル安になったら、大きな損失が出るよ、ということが書いてあります。
たしかに、為替レートは、普通に、10%や20%、変動することがあります。
それから、損をするのは、円高ドル安のときだけではありません。
金利が上がっても、損します。
ちょっと不思議な気がしませんか?
金利が上がったら、たくさん利息がもらえて、お金が増えそうなイメージですよね。
では、なぜ、金利が上がると損をするのか?
第一フロンティア生命のプレミアカレンシー・プラス2の中身は、債券で運用されているからです。
実は、債券価格と金利は逆の動きをします。
つまり、金利が上がると、債券価格は下がります。
その結果、プレミアカレンシー・プラス2の解約返戻金も減るわけです。
このことは、パンフレットの6ページに記載があります。
それから、プレミアカレンシー・プラス2は契約するときに、手数料が引かれます。
契約時費用というものです。
いったい、どれくらいかかるのか?
保証期間10年の場合、
なんと、6%もかかってしまいます。
今回の事例の方だと、600万円の契約なので、いきなり、36万円も手数料が引かれているのです。
プレミアカレンシー・プラス2を契約しただけで、36万円ですよ。
つまり、元本割れからのスタートなので、非常に、運用効率が悪くなってしまいます。
これだけでは、ありません。
第一フロンティア生命のプレミアカレンシー・プラス2は、さらに、為替手数料というものもかかります。
為替手数料とは何なのか?
円をドルに両替するための手数料です。
解約してお金を受け取るときも、ドルを円に両替するための手数料がかかります。
つまり、為替手数料は、2回払うことになります。
いくら、払う必要があるのか?
TTM+50銭、とか、TTM-50銭とか書いてありますね。
どういう意味かというと、1ドル両替するのに、手数料が50銭かかいますよ、ということです。
では、600万円の契約だと、為替手数料はいくらかかるのか?
5万4000円ほど引かれてしまいます。
契約手数料と合計すると、すでに40万円を軽く超えています。
ただ、すでに加入している場合は、手数料はすでに払っているわけですから、これは、どうしようもありません。
では、今後、プレミアカレンシー・プラス2を解約したほうがいいのか?
継続したほうがいいのか?