鬼塚祐一です。6日目のメールセミナーです。
投資の格言にこういうものがあります。
「卵を運ぶときに一つのかごに盛るな」
なんとなくイメージ出来ませんか?
卵を運ぶときに一つのかごに入れて運んでいたとしましょう。
しかし、運んでいる途中で転んで、かごをひっくり返してしまったら、卵は
すべて落ちて割れてしまいますよね。
https://www.saison-am.co.jp/learn/basic/03.html
だから、いくつかのかごに分散して運びましょう、ということです。
投資の世界でも『分散投資』が非常に重要になります。
たとえば、元手が100万円あるとしましょう。
その100万円で鬼塚ホールディングスの株を買いました。
ところが、買った直後に倒産してしまいました。
そうすると、鬼塚ホールディングスの株は紙くずになってしまいますよね。
では、今度は1社だけはなくて、100社に分散投資してみましょう。
100万円を元手に、100社の株を1万円ずつ買うわけです。
そうすると、鬼塚ホールディングスが倒産した場合の損失はいくらですか?
1社につき1万円しか投資してませんから、損失は1万円に抑えることが
出来ますよね。
つまり、分散投資にはリスクを抑える、という効果が期待できます。
では、分散投資って何に投資をすれば良いのでしょうか?
基本的な投資対象先は、先進国の株式と債券になります。
たとえば、リーマンショックのとき、外国株式は60%以上もマイナスに
なってしまいました。
当時、外国株だけに100万円投資していたら、たった1年で60万円以上の
マイナスです。
それにたいして、外国株だけではなく、外国債券、国内株、国内債券に分散
していたら、30%程度のマイナスに抑えることが出来ました。
とはいっても、元本割れはしているわけです。
実は、分散投資が本領を発揮するためには、もうひとつ大切なことがあります。
長期で続けるということです。
投資の世界では、長期投資という言い方をします。
長期投資の目安は10年以上です。
1969年末から2018年末までの49年間のデータを見ると、分散投資を
10年以上継続した場合、1度も元本割れしていません。
たとえば、1999年のITバブルで、ものすごく景気が良いときに投資を
スタートしました。
その10年後、2008年、リーマンショックで大暴落したときに投資を
止めた人でさえプラスになっているのです。
つまり、長期で分散投資をおこなえば、元本割れのリスクは、ほぼ無いと考え
ても良いのではないでしょうか?
ただ、短期的に見ると、マイナスは、しょっちゅう発生してしまいます。
でも、ご安心ください。
一時的なマイナスにたいしても、きちんとリスクをコントロールする対処法が
あります。
『ドルコスト平均法』という手法です。
では、ドルコスト平均法とは何なのか?
詳細は、次回、お話しますね。^^