こんにちは、鬼塚祐一です。保険ショップが勧める運用商品といえば、
ちょっと前までは、アクサ生命のユニットリンクが主流でした。
ところが、最近は変わってきているようです。
2017年8月2日に、東京海上日動あんしん生命が変額保険マーケットリンクを販売しました。
https://www.tmn-anshin.co.jp/kojin/hengaku/marketlink/
ユニットリンクの丸パクリ商品と言われています。(笑)
名前まで寄せてきてますよね。
ということで、東京海上日動あんしん生命の変額保険マーケットリンクについて、検証していきます。
ある保険代理店経営者の方から、裏話を教えていただきました。
ある大手保険ショップは、店頭スタッフに、東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクを販売するように、熱心に指導しているそうです。
なんでなのかな~と思っていたら、ある保険代理店経営者の方から、裏話を教えていただきました。
初年度ACが最高で80%ほどあるそうです。
初年度ACというのは、保険ショップが、保険会社から1年目に貰える報酬です。
たとえば、あなたが、月払い保険料2万円の契約をしたとしましょう。
その2万円の12ヶ月分、24万円のうちの80%が報酬として入るのです。
金額でいうと、21万6千円です。
かなり、大きな金額です。
1ヶ月で、わずか、5人契約してくれるだけで、108万円の収入です。
1日1件売れたら、月商648万円です。
すごい世界ですよね~。
では、東京海上日動あんしん生命の変額保険マーケットリンクは、運用商品としてはどうなのか?
マーケットリンクの評判と口コミ
マーケットリンクの業界内での評判は、先程もお伝えした通り、
「アクサ生命のユニットリンクの丸パクリ商品だよね」
というものです。
私のところにも、口コミでまわってきました。
たしかに、商品名まで似てますしね。
この2つの商品、生命保険と投資信託がセットになっている、という点は同じです。
では、何か違うところはないのか?と思い調べてみました。
すると、
特別勘定で選べる投資信託に、大きな違いがあることが分かりました。
アクサ生命のユニットリンクは、アクティブファンドが多くラインナップしています。
それにたいして、東京海上日動あんしん生命の変額保険マーケットリンクは、特別勘定で選べる商品、すべて、インデックスファンドでした。
インデックスファンドというのは、手数料が安い投資信託、と思って頂くと分かりやすいと思います。
そのため、投資初心者に優しいと、口コミで評判です。
プロの評価も高いです。
運用関係費(手数料)については、マーケットリンクに軍配が上がる結果となりました。
>投資信託について、もっと詳しく知りたい場合は、こちらでサクッと学べます。^^
運用レポート、運用実績は加入前でも、ホームページで確認できます。
マーケットリンクの加入する前に、きちんと増えているのか、運用実績が気になりますよね。
東京海上日動あんしん生命の、「変額保険・変額年金保険情報サイト」で確認できますよ。
契約者じゃなくても誰でも見れます。
まず、「ユニットプライス」をクリックしてみましょう。
次の画面が開いたら、「過去のユニットプライス検索」をクリックします。
すると、「特別勘定を選択して下さい。(複数選択可)」という画面が表示されます。
運用実績が知りたい、特別勘定を選びます。
特別勘定というのは、マーケットリンクの中で選べる、投資信託のことです。
今回は、
・国内株式型
・外国株式型
・外国債券型
を見てみましょう。
期間は、設定来を選びます。
設定来というのは、発売されてからの運用実績が表示されますよ、ということです。
「表示・取得したいデータを選択して下さい。」のところで、推移グラフを選択します。
すると、3つの商品の過去の運用実績がまとめて見れますよ。
わりと見にくいですね。^^
ちなみに、東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクで選べる、投資信託は、すべてインデックスファンドです。
インデックスファンドは、市場平均に連動するタイプの商品です。
市場平均に連動するというのは、どういう意味なのか?
たとえば、国内株式型は、TOPIXに連動しています。
TOPIXって、テレビのニュースで何となく耳にすることがありませんか?
東証株価指数と言われるものです。
まず、東証というのは、東京証券取引所のことです。
東証の1部に上場している会社が約2100社あります。
国内株式型は、その2100社に投資することで、TOPIXに連動しています。
これは、東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクの国内株式型に限らず、他のインデックスファンドも同じことが言えます。
では、商品によって、運用実績に差がつくでしょうか?
ほどんど差はありません。
なぜなら、どの商品も、同じ2100社に投資しているからです。
ただ、最終的に、あなたが受け取れる金額は、商品によって、差が出てきます。
その理由は、信託報酬です。
信託報酬というのは、運用してもらうための、手数料だと思って下さい。
これは、商品ごとによって違います。
信託報酬が低ければ、低いほど、受け取れる手取りが増えるわけです。
マーケットリンクの国内株式型は、0.33%です。
では、他に、もっと安いインデックスファンドはないのか探してみましょう。
0.154%のものがあります。
しかも、いくつも。