こんにちは、鬼塚祐一です。PWM証券で投資信託を購入している方からの相談が増えてきました。
ネットで検索しても、PWM証券の評判は、ほとんど見つかりません。
PWM証券で投資を始めた方にきっかけをお聞きすると、こういう返事が返ってきます。
無料セミナーを受講して、その後の個別相談で勧められたので契約した、という流れです。
一括投資はPWM証券の投資信託で、積立はアクサ生命かソニー生命の変額保険という提案が多いようです。
PWM証券で投資信託を購入している方から、
「PWM証券の投資信託をどうしたらいいですか?」
というご質問を頂きました。
まずは、PWM証券で購入している投資信託が、どのような商品なのかを確認してみると、どうすればいいか判断しやすくなりますよ。
投資信託は2つのタイプに分けることが出来ます。
インデックスファンドとアクティブファンドです。
私が今まで見てきたPWM証券の事例はすべてアクティブファンドでした。
アクティブファンドは、運用のプロが会社をリサーチしたり、相場をチェックして売買を繰り返して、市場平均より高いリターンを目指す、という運用スタイルです。
何だか良さそうですよね。
ところが、金融の世界では、アクティブファンドはいまいち、と言われています。
たとえば、PWM証券で10本くらい投資信託を買っていると思いますが、そのなかに、フィデリティ・米国優良株・ファンドって入ってないですか?
フィデリティ・米国優良株・ファンドは、文字通りアメリカの株式で運用している投資信託です。
この商品はアメリカ株の市場平均S&P500よりも高いリターンを目指しています。
では、目指した結果、実際はどうだったのか?を見てみましょう。
モーニングスターのファンド比較機能を使って制作しました。
トータルリターン10年(年率)を見て下さい。
・フィデリティ・米国優良株・ファンドは4.46%。
・S&P500は7.13%。
市場平均に負けてしまっていますね~。
優良株と書いてあるから、成績も良さそうな雰囲気を醸し出していますが、残念ながら、平均に負けています。
これがアクティブファンドがいまいちと言われている理由です。
それにたいして、インデックスファンドは市場平均に連動する運用スタイルです。
ということは、S&P500に連動するインデックスファンドで運用していたら7%ほどのリターンが得られていたわけです。
このへんを踏まえて、PWM証券を継続するのか解約するのか検討してみると良いかと思います。
今回はひとつの判断基準をお話ししました。