こんばんは、鬼塚祐一です。所用があり郵便局に行きました。
すると、
「かんぽで500万円貯めませんか?」
と、60歳満期 新フリープランと書いてあるチラシをくれました。
商品のジャンルは普通養老保険です。
この商品で積立すると、60歳のときに、たしかに500万円貯まります。
途中で死んだら、家族が保険金を500万円受け取れます。
入院すると、1日あたり7500円受け取れます。
では、保険料はいくらでしょうか?
私の年齢、39歳の欄を見ると、2万4800円となっています。
では、2万4800円を60歳まで払うと、総額ではいくらになるのでしょうか?
計算してみましょう。
2万4800円×12ヶ月×21年=624万9600円
約625万円も払うことになります。
満期で受け取れる金額はいくらだったでしょうか?
500万円でしたよね。
増えるどことか、125万円も、元本割れしていまいます。
まぁ、でも死亡保障と医療保障がついてますから、そのための掛け捨ての保険と思えばいいのかもしれません。
しかし、ある疑問が残ります。
もし、私が59歳のときに死んだら?
59歳までに払う保険料の合計額は595万2000円です。
それにたいして、家族が受け取れる保険金は500万円です。
なんと、死んでも、元本割れしてしまうではないですか!
ということは、この保険で損をしないためには、60歳までに入院しまくるしかありません。
60歳まで入院ばかりしているということは、それ以降の人生も、入院のリスクは非常に高そうです。
ところが、このカンポの養老保険は60歳満期です。
医療保障は60歳で終了します。
60歳以降の入院費用はどうすればいいのでしょうか?
満期の500万円を取り崩しながら、治療費にあてることになるでしょう。
であれば、最初から、終身医療保険に入っておけば良いのでは?ということになります。
このように考えると、やはり、保障と貯蓄は分けたほうが合理的だな~と思います。