おはようございます、鬼塚祐一です。アクサ生命に、アップサイドプラスという商品があります。
「外貨建て」の変額保険です。
銀行で勧められたけど、このまま加入していいのか不安です、というご相談が急増しております。
アップサイドプラスが、あなたにとって最適なものなのか?
ここでちゃんと確認しておきましょう。^^
アクサ生命のアップサイドプラスの返戻率110%保証の裏側
アップサイドプラスは、返戻率110%が保証されています。
運用成績が悪くても20年我慢すれば、ちゃんと保証されているわけです。
たとえば、アップサイドプラスで200万円払ったら、必ず、220万円受け取れる、ということです。
損しないから良さそうに感じますよね。
それにアップサイドプラスの運用成績が良ければ、もっと増えてくれるかもしれません。
ただ、現実はそう甘くありません。
なぜなら、アクサ生命のアップサイドプラスは変額保険といいつつ、ほとんど変額部分がありません。
つまり、変額部分がすごく良い運用成績を出したとしても、影響は微々たるものです。
では、もし200万円をアップサイドプラスではなくて、投資信託で運用したらどうなるでしょうか?
投資信託で20年運用すれば、年利6%のリターンが得られる、と金融の世界では言われています。
すると、20年後いくらになると思いますか?
641万円です。
それにたいして、アップサイドプラスは220万円でしたよね。
あなたはどちらが良いですか?
ただ、投資信託は最低保証がなくて怖い、とお感じになるかもしれません。
では、どうしたら着実に増やしていくことが出来るのでしょうか?
アップサイドプラスの手数料ってこんなにかかる!
アップサイドプラスのパンフレットを見てみると、どのくらい手数料がかかるのかが載っています。
アクサ生命もボランティアでやっているわけではありませんので、手数料は当然かかってきます。
ただ、その手数料がどのくらい引かれるのか、理解しておくことはとても大切です。
アップサイドプラスのパンフレットに、契約初期費用、という欄があります。
よく見てみてください。
8.5%と書かれています。
仮に、アップサイドプラスで、200万円の一時払いの契約をしたとしましょう。
すると、いきなり17万円も引かれてしまいます。
これだけではありません。
アップサイドプラスの運用期間中も、変額部分から年0.9%ほどの手数料が引かれます。
大きく元本割れでスタートし、さらに、運用中も手数料がかかってくるわけです。
ここで、そもそもの目的を思い出してみてください。
お金を増やしたくて始めるのではないでしょうか。
ところが、アップサイドプラスは、大きくマイナスの状態からスタートします。
そのマイナスを取り戻すだけでも、数年かかってしまいそうです。
コストを抑えながら、効率よく増やしたいなら、投資信託を活用するという方法もありますよ。
投資信託だと、初期費用がゼロ円のものがあります。
これを、ノーロード投資信託、といいます。
さらに、運用期間中にかかる手数料も、低いものだと年0.2%ほどのものがあります。