こんにちは、鬼塚祐一です。パート主婦は確定拠出年金とNISAどちらがいいのか?
というテーマでお送りします。^^
さっそくご相談内容です。
妻の個人型確定拠出年金を検討しています。
妻はパート勤務なので、今後60歳までの給与が確定しているわけでは無いことから、拠出する口座に手元資金200万ほどを置いてから始めようかと考えています。
ただ、手元にそれだけの資金があればそれをNISAで投資するのもありかなとも思っています。
どちらの方がメリットがありますでしょうか?
こういうときは、どちらも試算してみると答えが分かります。
前提条件は、元手200万円、年数は10年で、6%複利運用。
奥様のパート収入はギリギリ130万円にいかないくらい、ということで計算していきます。
まず、確定拠出年金から見ていきましょう。
200万円を10年で割ると、月1万6666円ずつ拠出していくことになります。
10年後、272万円になってくれます。
退職所得控除が使えるので、272万円は税金が引かれずに受け取れます。
それプラス、毎年3万円の節税が見込めるので、総額30万円、税金がお得になります。
272万円+30万円=302万円
これが、確定拠出年金の場合です。
奥様の収入が変われば、節税額も違ってきますので、あくまでも目安とお考え下さい。
続いて、NISAの場合。
元手200万円のうち120万円をNISAで、残り80万円を特定口座で運用するとしましょう。
NISAの120万円のほうは10年後、215万円になってくれます。
非課税ですから、215万円まるまる受け取れます。
それから、特定口座の80万円は、143万円になってくれます。
ただ、利益にたいして20%課税されるので、手取りは130万4千円になります。
合計すると、
215万円+130万4千円=345万4千円
です。
特定口座の80万円を2年目にNISAに移すという方法をとれば、手取りをもっと増やすことが可能です。
NISA345万4千円 > 確定拠出年金302万円
ということで、元手が200万円あるのであれば、確定拠出年金よりも、NISAのほうが良いのではないかと思います。^^