こんばんは、鬼塚祐一です。今回は、池田泉州銀行のつみたてNISAについてお話をしていきたいと思います。
なぜ、このテーマをお話しするか?
実は、先日、コンサルを受けて下さった方が、池田泉州銀行でつみたてNISAをしていらっしゃいました。
その方がおっしゃるには、池田泉州銀行の窓口に行った時に、
「つみたてNISAの商品は3本しかありません。1本ずつ3つに分散して積立しましょう。」
という提案されたそうです。
では、その3本は、どんな商品なのかを説明していきますね。
池田泉州銀行のホームページを見ると、ファンド検索というページがあります。
そのページを確認すると、つみたてNISAの商品が5本ありました。
もともとは3本だったのが、商品が追加されて5本になったのかもしれません。
池田泉州銀行で勧められた3本は何だったかというと、全部、バランス型といわれる投資信託でした。
・ダイワ・ライフ・バランス30
・つみたて4資産均等バランス
・たわらノーロードバランス(8資産均等)
ひとつずつ解説していくと長くなり過ぎるので、今回は、一番上の、ダイワ・ライフ・バランス30に絞って解説します。
まず、投資信託の中身がどうなっているのかと知りたいときは、交付目論見書というものを見て下さい。
交付目論見書というのは、いわゆるパンフレットみたいなものです。
池田泉州銀行銀行のHPでも閲覧できますよ。
さて、ダイワ・ライフ・バランス30という商品名の中に30という数字が入っていますよね。
この30は、どういう意味なのか?
株式を30%組み入れています、ということです。
バランス型の投資信託は、株式や債券に分散投資をしている商品です。
分散する比率の配分を、株式30%にしているわけです。
これが、ダイワ・ライフ・バランス30の数字の意味です。
株式が30%で残りの70%は債券で運用してます。
イメージでいうと、株式はハイリスクハイリターン、債券はローリスクローリターンという感じです。
さらに、詳しく見ていくと、株式の中でも、20%は国内株式です。
日本の会社に投資しているということです。
残り10%が、外国の会社です。
次に、債券を見てみると、70%のうちの55%は、国内債券です
外国債券が15%ということになります。
ダイワ・ライフ・バランスの中身を全体で見ると、半分以上は日本債券が占めています。
債券の代表的なものは国債です。
国が発行しているものですか、安心安全というイメージがあるかと思います。
国債というのは償還、つまり、満期まで保有しておくと元本保証されています。
元本保証ですからリスクは低いわけです。
リスクが低いということは、リターンはどうなると思いますか?
リターンも当然低いわけです。
どれぐらい低いのか?
ブルームバーグのサイトを見ると、日本国債の金利が掲載されています。
今は、ものすごい低いです。
なぜなら、数年前に日本銀行がマイナス金利を導入した影響があるからです。
たとえば、10年物国債でも利回りはマイナスです。
マイナス0.05%です。
つまり、国債を買っても、利息が貰えるどころか、逆に、払わなきゃいけない、というイメージです。
20年物だとプラス0.28%、30年物でプラス0.4%です。
定期預金より、ちょっとマシかな、みたいな感じですね。
ただ、いずれにしても1%をきる、ものすごい低い利率です。
これだけ金利が低いと、ほぼほぼ増えません。
その、ほぼほぼ増えない、日本の国債が、ダイワ・ライフ・バランスの半分以上を占めているわけです。
つまり、この商品は、リスクが低いので、リターンも低いという特徴があります。
「これから効率よくお金を増やしていきたい!」
「老後のために大きな資産形成を目指したい!」
という人にとっては、ちょっと保守的すぎると考えることが出来ます。
超保守的という人だったら、こういう選択もあるんでしょう。
しかし、そうでない場合は、
・つみたて4資産均等バランス
・たわらノーロードバランス(8資産均等)
を検討するか、もしくは、池田泉州銀行以外のつみたてNISAも選択肢に入れると良いでしょう。
つみたてNISAで効率よく増やせるようになりたい場合は、